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■ プリムラに伝えて ■
 

雪に覆われた静寂の世界。
真っ白な夢の中、眠る生命達。

ねぇ、聞こえるかな。
春が近づいてるの、すぐ其処に。
柔らかな陽射しを連れて、宴の支度と共に。

降りしきる梅雨の演奏会、
爽やかな夏の雲達の運動会、
優雅で切ない落葉の舞踏会、
そして再び訪れる、白い妖精達の輪舞。
繰り返す季節の、巡り来る四季。

その始まりを知らせる彼女の歌を、みんなに聞かせる為に。
彼女に――プリムラに伝えて欲しいの。

「春が、来たんだよ」と。

 

 
Unit GrowSphereの十五枚目、オリジナル第九弾。
「巡る季節」をテーマとした「プリムラに伝えて - Song of Seasons for Primula -」
春から夏、そして秋、やがて冬――季節は繰り返し、再び春が巡り来る。
自然が織り成す、厳しくも雄大で優しい世界。
「全てに先駆ける者」、「春を告げる妖精」ともされるプリムラ(サクラソウ)の花を主題に、
四季折々の光景をノスタルジーな旋律に乗せてお届けします。

【トラック構成】
 Tr.1 プリムラに伝えて
始まりの妖精、春を告げる使者。プリムラの花が咲くのを、みんな待っている。
芽吹く命の、新しい夢の始まり。
 Tr.2 石蕗通り三番街
雪解け水の流れる小川沿い。石蕗達の賑やかな会話が聞こえる。
春の彩りの中の、ちょっとしたメインストリート。
 Tr.3 夢色参道、虹色紫陽花
梅雨の飛沫に霞む神社の参道。ささやかに、されど鮮やかに咲き乱れる紫陽花。
カタツムリ達は、葉っぱの上でひとやすみ。
 Tr.4 麦わら帽子と、向日葵と
見渡す限りの向日葵畑。
麦わら帽子を被った子供達の、楽しそうな歓声が聞こえてくる。
 Tr.5 鎮守の杜のプラネタリウム
天に星々、地に蛍。
夏の夜空を切り取った、それは杜のプラネタリウム。
 Tr.6 公孫樹並木の続く道
セピア色の面影。散り去った落ち葉達。
その記憶は既に遠く秋の空へと去り、今は静寂に包まれる。
 Tr.7 雪虫のロンド
蝋で固めた白い羽。冬の到来を告げる小さな使者。
冷たい冬の風に乗って、彼らの輪舞がやがて本当の雪を連れてくる。
 Tr.8 眠れる銀世界
耳を澄ませば、深々と雪の降り積もるささやき。
木々も動物達も、今は静かに春を待つ眠りの季節。
 Tr.9 Reincarnival -巡る季節の夢-
命は繰り返す。季節の輪廻に乗せて。
冬から春へと、再び咲き誇る生命の夢を抱いて、世界の揺り篭は優しく揺れる。


【作曲・イラスト・設定・ジャケットデザイン】
諌月 呉霞 / Unit GrowSphere
【頒布価格】
500円

2007年10月8日(月祝) 、M3-2007秋(M3-20)にて初回頒布しました。
[ 全曲クロスフェードサンプル( mp3 ) ]


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